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金山 訓兵 メンタルコーチ/カウンセラー
カナヤマ クンペイ
KUMPEI KANAYAMA |
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カウンセリングルーム緑 |
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生年月日:1975年5月7日 |
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出身地:石川県 |
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血液型:AB型 |
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趣味・特技:草野球 |
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好きな本・愛読書:コーチング―言葉と信念の魔術/采配 |
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好きな映画:アイ・アム・サム/海辺の家(Life as A House) |
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好きな言葉・座右の銘:Win-Win |
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好きな音楽・アーティスト:Coldplay、John Mayer |
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好きな場所・観光地:Irvine、CA |
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■まず最初に、カウンセリングというものについてご説明いただけますか? |
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はい、まずカウンセリングとは一般的には「ご相談者様の悩みを聴いて、問題解決のサポートをすること」と言われてますが、私は「自己理解を深めるツール」としての役割とも認識しています。
日本ではまだまだ浸透不十分のため、人に悩みを打ち明けることに抵抗があったりカウンセリングを受けること自体が恥かしいと感じる方も多くいるかと思います。
その点カウンセリングの先進国であるアメリカでは、一家に一人の専属カウンセラーがいると言われるくらい身近なもので、少しでも悩みや問題が発生した時は心の専門家であり、なおかつニュートラルな立場にあるカウンセラーに相談しようとなるわけです。国が違えば文化も違うわけですから、日本でも同じような流れでとはなかなか簡単には行きませんが、まず、身近にカウンセラーと言う存在がいることを知っていただきたいです。そして困った時には、是非私を利用していただき悩みを相談できる場所として、一人でも多くの方の専属カウンセラーとして少しずつでも定着していければと思っています。 |
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■この道を志したきっかけと、これまでの経緯をお聞かせください。 |
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私は20代の半ばまで、お金を貯めては外国に行き、帰ってくればまたそれを繰り返すという生活をしていました(苦笑)。その時はそれで楽しかったんですが、ふと我に返ってみると、「これからどうしよう?」となってしまったんです。自分というものが全くわからず、そうした自分に対して抑えきれない苛立ちを感じていました。そんな時に出会ったのがカウンセリングだったんです。
とはいえ、カウンセリングを受けてみようと考えたわけではなくて、むしろその考え方を学ぶことで、自分で自分を律する術を得たいと思い、スクールへと入りました。当然のことながら周りは「カウンセラーになる」という明確な目標を持った人が多く、最初の頃はついていくのがやっとだったという記憶があります。ただ、徐々に自分をコントロールしていけるようになると、今度は、「ここで学んだことを活かしたい」と考えるようになっていったんです。
これまでカウンセラーとして、障害を持つ子供のケア、あるいは不登校の子ども達が通う施設などで経験を積んできました。その過程で気づいたことの1つに、子ども達を見守る親御さん達、もっと言えば「大人の方へのケアが不足しているのではないか」ということがありました。『カウンセリングルーム緑』は、心の悩みを抱えた全ての人へのケアを目的として、オープンしました。 |
■カウンセリングに訪れる方は、どのような方が多いですか? |
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最も多いのが20代の方ということになります。その理由を1つ挙げるとすれば、やはり学生時代にスクールカウンセラーが身近にいたという環境が大きいのでしょうね。何かあれば相談出来るということが、選択肢の中に自然と存在しているということです。比べて30代から上の世代の方は、悩みを人に話すこと自体に抵抗があるのではないでしょうか。実際、私自身もそうでしたし、結果としてこの世代の方は本当に苦しくなってからお越しになるというケースが往々にしてあります。
悩みの内訳としては、将来への不安、自分への嫌悪、自己否定といったものが多くみられ、また、SNS全盛時代の影響が逆に作用したものとして、コミュニケーションに悩む方も少なくありません。 私たちカウンセラーはその悩みに対して、まずは「話を聴く」というアプローチをとります。いきなり、「どうしたいの?」「どうなりたいの?」と聞いても、ご相談される方が困惑するだけです。ご本人のお話を徹底的に聴くことが肝心です。
誰かに話すことによって心の負担が軽くなるということもありますし、また、話すことによって今の自分を認識することにつながっていきます。自分に正面から向かい合うためのきっかけをつかんでいただく。全てがそこから始まり、今より前に進むためのサポートをしていきたいと考えています。 |
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■『カウンセリングルーム緑』でおこなわれているカウンセリングの方法をいくつかご紹介ください。 |
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『カウンセリングルーム緑』では都内でも数少ない箱庭を使ってのカウンセリングをおこなっています。これは、大小様々な形のフィギュアをどう箱の中に配置するかでその方の今の心の状態を推し量っていくものになります。このカウンセリングは、まだ上手く自分を表現出来ないお子さんに対して非常に効果を発揮するものです。もちろんお子さんだけでなく、大人の方にも効果があります。
その他、私たちは駅前出張・訪問カウンセリングをおこなっています。こちらは、例えば、引きこもりのお子さんのいるご家庭からのご依頼が多くあります。このケースでは、「是非子供と説得して欲しい」というご要望が多いのですが、特別な場合を除き、私たちとしてはまずご両親との対話を重視しています。子供との接し方の部分でアドバイス出来ることもあり、それによって状況が改善するケースもあります。「とにかく早く我が子を…」というお気持ちは痛いほどわかりますが、だからこそ、あせらず、ゆっくりと構えていただけるように導いていくのが私たちの役割だと考えています。 |
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■最後に地域の皆様にメッセージをお願いします。 |
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人の心というものは“治す”という種類のものではないのかもしれまんせん。自分次第という考え方もあるでしょうし、仲の良い人に打ち明けるだけでスッキリしたりもします。ただ、身内だからこそ、仲が良いからこそ言えないこともありますから、そのためにこのような場所があるとお考えいただければと思います。
また、悩みを持つ全ての方のサードプレイスでありたいというのが私たちの願いでもあります。多くの方にとって1番の場所は自宅であり、その次が、自分が常にいる場所、すなわち職場ということになります。ただ、悩みを抱えた方にとって、その2つの場所を行き来するだけの生活では、心を落ち着かせることが困難な場合があります。自分がリラックスするためのもう1つの空間。そのための場所として、『カウンセリングルーム緑』をご利用いただければと思っています。
※上記記事は2013.7に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。 |
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