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窪田 有美子 薬剤師・漢方カウンセラー
クボタ ユミコ
YUMIKO KUBOTA |
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継日堂 |
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生年月日:4月13日 |
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出身地:東京都 |
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血液型:B型 |
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趣味・特技:山登り |
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好きな映画:クリストファー・リーヴ主演作品/ある日どこかで |
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好きな言葉・座右の銘:人間万事塞翁が馬 |
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好きな音楽:ジャズ、クラシック |
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好きな場所・観光地:高台からの眺め |
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■この道に至るきっかけと、これまでの経緯をお聞かせください。 |
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私の母から「薬剤師になりなさい」と勧められたのがきっかけです。言れるまま、「良いよ」と引き受けちゃったような感じですね(笑)。
北里大学に進み、大学内の東洋医学研究所で初めて漢方にふれたということになります。それ以前は漢方に対して、ポジティブなイメージは持っていませんでした。私自身、ひどいアトピーで、「漢方薬を試してみなさい」とご近所の薬局の方から薦められたことがあったんですけども、結局飲まないで過ごして(苦笑)。まさか、漢方がこんなにも人を救うものとは当時は想像だにしていませんでしたね。
大学教員を経てクリニックのメディカルコーディネーターを務め、漢方薬局での勤務ののち、平成11年(1999年)に自ら薬局を営むに到ったという次第です。 |
■そもそも、漢方とはどのようなものなのでしょうか? |
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病院に行けば病名が診断され、お薬が処方されてきます。それを飲んで、楽になった。でも、多くの場合、それで病気が治ったというわけではありません。高血圧の方にしても、なんとか症状をおさえているに過ぎませんよね。
例えば、お家が雨漏りをしたとします。それで、屋根を修復して良しとする。でももしかしたら、土台が崩れて柱がずれ、それが元で屋根に隙間が空くようになっているのかもしれません。表面だけを見て判断をせず、裏に潜むものを見て対処する。それが漢方です。
病気は、必ず自分の中にヒントが存在します。病気に到った本当の理由や原因を知り、根本から身体を元気にしていくものが、漢方だと考えています。 |
■お薬を処方される際、どんなことに気を使われていますか? |
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『継日堂』では、病名で漢方薬を判断することはありません。なぜなら、身体は日々変化しいてます。さらには、成長や老化とともに、毎日の物事への反応も絶えず変わっていきますし、慢性的な症状が一過的に違う症状を見せることもあります。
それらを鑑み、ここでは細かい問診や患者さんから受け取った正しい情報を精査し、実際にその場で試飲いただいた上で、その時の「あなた」に合う漢方薬をお選びしています。
皆さんがよく誤解されていることに、「漢方は長く飲まないと効かないから…」というものがあります。これなどは、正しい選択をしていないからこそ起きることです。しっかりとした情報をもとに選択された漢方であれば、美味しく飲めて、すぐ効いて、症状が消え、身体の変化を呼び起すものなのです。 |
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■アトピー性皮膚炎にも漢方が有効だとうかがっていますが? |
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アトピーに関して多くの症例がありますが、ほとんどの場合、先程も言いましたように正しく選択された漢方を服用することにより、2週間ほどで症状は改善されていきます。
その際、もちろん外側のケアはしなければなりませんが、治るのは、内側からということを是非知っていただきたいですね。外側は傷ですから、それをケアすることは必要。かといって、ただ外側にお薬を塗っているだけでは決して症状は改善していきません。
人には元々、身体を治す優れたシステムが備わっています。それを薬品の効果で一時的に抑えたとしても、症状を見えなくすることはかえって問題を複雑化します。人の身体が持つ本来の能力。それを呼び覚ましていくことで、病気は快癒へと向かっていくのです。 |
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■最後に地域の皆様にメッセージをお願いします。 |
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長い目でご自分の人生を考え、健康に過ごしたいという方は、是非漢方をお試しいただければと思います。病気が治るとは、見かけだけが元に戻ることではありません。本当の原因を理解し、身体が持つ本来の能力を回復することで症状が改善し、ひいては、自分らしく生きることにつながっていきます。心身の調和が出来る漢方を活用していただき、真の健康を得て素晴らしい人生を送っていただきたいと思っています。
※上記記事は2014.2に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。 |
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