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呉 啓燮 院長
クレ ケイショウ
KEISHO KURE |
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ホワイト歯科クリニック |
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出身地:東京都 |
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趣味・特技:ガーデニング、料理、ゴルフ、旅行 |
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好きな本・作家:日経サイエンス/村上春樹、江國香織 |
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好きなドラマ:刑事コロンボ |
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座右の銘:「人生の基本は家庭にあり」 |
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好きなアーティスト:2VOICE、ジョー・サンプル |
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好きな観光地:ラニカイビーチ(オアフ島)、富戸の港(伊豆)、ビルバオ(スペイン)、セント・アンドリュース(イギリス) |
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■たくさんの仕事の中から、この仕事に就けたことを幸せに感じて |
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物心付いたときから漠然と「医者になりたい」と思っていました。そんな中、高校生の頃スキーで怪我をした際、以前からお世話になっていた女子医大の主治医から「君は性格的にも手の器用さからも歯科医に向いてるよ」と言われたことがありました。主治医のその言葉が歯科医師を志した最大の理由というわけではありませんが、少なからず影響はあったかと思います。
私は「歯の病 全国の名医50人」の中の1人として選ばれました。何よりもまず、痛みなどで苦しんでいる患者さんを的確に診断し、すばやく痛みを取り除く。これが歯科医師にとって一番大事なことと思います。その人が求めている(主訴)にまず対応すること。専門的な治療に取り組むのはそれからです。
他の医院で長い間解決しなかった痛みが、当院で処置したところすぐに「快方に向かった」という患者さんも多くいらっしゃいます。開業以来、30数年に渡って通院される方、遠方からわざわざ足を運んでいただける方が多いのも、ありがたいことにそのような評価を拠り所とされてのことでしょう。私としては、この仕事は天職と思っています。細かな仕事が得意でもあり、好きでもありますから。世の中に様々な仕事がある中、歯科医師を選択できたことを心から嬉しく思っています。 |
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■痛くなく、早く、そして完璧に |
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痛くなく、早く、そして確実に。その3つに尽きるのではないでしょうか。患者さんにとっては、痛くないことが何よりも優先される条件でしょう。さらに治療時間の長さはストレスにつながりますから、できる限り短時間で終えることも大切になってきます。当院の来院数は1日10~15人程度。以前はおひとり1時間くらいの枠を設けてありましたが、現在では治療の時間自体は15分から30分までにとどめ、治療のストレスをできる限り軽減できるよう努めています。
「確実」とは、歯科医師それぞれに価値観があると思いますが、私にとってそれは理想的な状態へと“還(かえ)す”ことになります。所用で留守をしていた際、別の医院に赴いた患者さんから度々伺いますが、「どこで治したの?と歯医者さんから聞かれました」と。歯科医師が口の中を見れば、おおよそのことがわかるものです。例えば、歯並びもそう。「辺縁隆線(へんえんりゅうせん)」という言葉をご存知でしょうか。歯というものは、隣り合う歯の高さ(肩)がピッタリ合っていなければなりません。そして、ただぴっちり合っていればいいというものでもなく、「物が挟まらない適切な接触関係(約50μmの歯間距離)があること」が大切になります。この事は、口の中の健康のバランスを保つ上で非常に大切なのです。当院ではその辺縁隆線を合わせるため、歯のエナメル質を削っていきます。このようなことをしている医院はおそらく限られるでしょう。通常、補綴物は5年の保証期間の歯科医院が多いと思いますが、細部にこだわることで10年、あるいはそれ以上保たせることが可能になるのです。
とはいえ、何でもかんでも手をつけることは慎まなければなりません。どうしても治療が必要なものだけに手を加えていくことが「最善の治療法」なのです。 |
■歯周病のスペシャリストとして、重度の歯周炎治療に力を |
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私が歯周病で博士号をとっていることもあり、息子も東京医科歯科大学で2019年に歯周病学の博士号を取得しました。当院では重度の歯周炎治療に特に力を入れています。最近の先生方は少しでも症状が悪化すると、すぐに抜歯してインプラントに置き換えてしまう場合も多いようですが、私は極力抜歯せず、ご自身の歯をできる限り長く使っていただきたいと考えています。
一般に歯周病では、歯を支える骨が半分以下になれば抜歯をするという1つの目安があります。歯根は円錐形の形をしていて、下にいけばいくほど細くなるものですから、実際には「半分」といっても3分の1程度しか残っておらず、それゆえに抜歯を勧められるわけですけれども、技術と経験が備わっていれば、その下限はより大きくなっていきます。私の場合、たとえ骨が3分の1しか残っていなくても、抜歯せずとも大丈夫と判断します(もちろん周囲の骨の状況にもよりますが)。長年、様々なケースの治療経験を蓄積してきたからこそ、抜かなくて良い基準が高くなるのです。
もちろん、反対に手の施しようのない歯をいつまでも持たせてしまうのも良くありません。問題のある歯を残すことで、他の歯にも影響が出てきますからね。その見極めが出来るか、出来ないかに歯科医師の力量が問われると申してよろしいかと思いますが、この点につきましては、臨床医として30年以上を過ごしてきた経験が十分にいかせていると思っています。 |
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■患者さんのモチベーションを維持・向上させていくことも私たちの役割 |
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ご自身の歯を長く保たせるためには、口腔内の清掃状態に気を配る必要があります。3ヶ月~半年に1回の私達プロフェッショナルのクリーニングによってそれを保つわけですが、当然のことながら、その半年の間、ケアをするのは患者さんご自身です。そのためには動機付けが大切になります。
年齢によって、もしくはその人の個性によって動機付けは変えていくことが求められます。お若い方でしたら、口臭もその1つとなるでしょう。そしてご高齢になればなるほど、今度は入れ歯への“恐れ”もその1つとなります。「これだけをやっていれば、一生入れ歯になることはありませんよ」、そうお伝えすれば、口腔清掃をしっかり励行される方々が多いのです。
動機付けという意味では、治療そのものへの配慮も必要になります。当院では、通院の回数が最小限となるよう努めています。初めから「5回」とわかっていれば、患者さんは通ってくれるものなのです。回数の目安もお伝えせずして、「最後まで通ってくれなかった」というのは、歯科医師の思い違いというものでしょう。また、いかにして自分のお口に関心を持ってもらうか。それも、歯科医師の力量が問われることなのだと思います。 |
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■これから受診される患者さんへ |
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「定期的なPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning:歯科医院での専門的なプラークコントロール)」と、「患者さんの毎日の歯ブラシ」が歯を長く保たせる秘訣です。当院『ホワイト歯科クリニック』では、私が長年積み重ねてきた経験と実績を基に、患者さんに少しでも喜んでいただけよう最善の方法で治療いたします。お口の中の悩み等がございましたら、当院に是非ご来院ください。
※上記記事は2020年1月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。 |
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