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菅野 公司 院長
カンノ コウシ
KOUSHI KANNO |
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小岩駅前診療所 |
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生年月日:1951年1月12日 |
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出身地:東京都 |
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血液型:B型 |
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趣味・特技:ハワイ文化研究、音楽鑑賞 |
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好きな映画:ベン・ハー |
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きな言葉・座右の銘:自分に正直に |
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好きな音楽:ジャズ |
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好きな場所・観光地:ハワイ |
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■この道を志したきっかけや現在に至るまでの経緯をお聞かせください。 |
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父がこの2階で歯科医をしていました。ですから当時は歯科を継ぐことしか頭になかったんです。それで歯科大に進みはしたものの、5年生くらいのときから考えが変わり医師を目指すようになりました。歯科的な知識と、技術の習得は医師としても必要と考え、通常通り、卒業して歯科医師免許を取得しました。それからは父の診療所を手伝いながら受験勉強に励みました。考えてみれば私は学生を12年やったことになるんですね(笑)。
医師となってからは食道外科を選択しました。食道外科は、首、胸、お腹と、外科と呼ばれる科の中では扱う範囲の最も大きい科だと言えます。相応の技術と知識が求められ、手術となれば長時間に及ぶものが多い分野です。大変と言えば大変ですが、だからこそのやりがいを感じ、この科を専門としたということになります。
『小岩駅前診療所』は1996年に開院しました。専門である消化器疾患の検査と治療を始めとし、内科、外科、肛門科、および、当院まで通うことが困難な皆様を対象に在宅医療をおこなっています。 |
■開業医に求められる役割について、先生はどのようにお考えでしょうか? |
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私は開業医となる前の3年半という期間を救命救急センターで過ごしました。救命救急というのは、私のような消化器外科から脳外科、小児科、産婦人科と、その道の専門家が集って作られた科ということになります。当然、患者さんの症状も多岐に渡るわけであり、自分の専門だけを診ていればいいというものではありません。私の場合、開業医となる前にそこで枠を飛び越えた経験をさせていただいたということになります。
開業医=かかりつけ医に求められるものもある種、救命救急に似たところがあります。要するに、「私はこれだけしか診れません」というのでは困るわけです。全てを診れて、なおかつ自分の範疇を越えると判断した場合には専門医の元へと速やかに紹介する。もちろん、自分が出来ることは過不足なく出来るように修練しなければなりません。それこそが開業医に求められる役割であり、使命であると言えるでしょうね。 |
■経鼻内視鏡についてご説明ください。 |
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『小岩駅前診療所』では経鼻内視鏡を扱っています。程度の差こそあれ、お口はどうしてものどの反射を避けられませんが、その点、お鼻は管が通りさえすれば苦しむことが少ない傾向にあります。もともと管が細いものですから、のどにはラクということなんですね。
ただし、経鼻内視鏡も万能というわけではなく、鼻が曲がっている、あるいは鼻炎の方は物理的に管が通らないことも珍しいことではありません。当診療所では、お口、お鼻、そのどちらでも即時に対応が可能な体制をとっています。 |
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■動脈硬化外来について教えてください。 |
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動脈硬化外来では、動脈の中のプラーク、つまりはコレステレロールの固まりがどの程度なのかをエコーで見ていただくことになります。それ以前に血液検査によってコレステロール値が出てくるわけですが、数字を見ただけでは「ピンとこない」というのが正直なところです。ところが、頸動脈エコー検査では、その数字の深刻さを実際に自分の目で確かめることが可能になります。
これは非常に説得力があって、「お薬飲みますね」ですとか、「生活習慣に気をつけます」という方が多くいらっしゃいます。 |
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■最後に、地域の皆様にメッセージをお願いします。 |
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症状うんぬんではなく、まずは区でおこなわれている健康診断を受けていただきたいと思います。そこで少しでも引っかかるもの、悪くなる可能性があることがあれば、早めに手を打つことが肝心です。これはご自身の負担はもとより、大きく考えれば医療費の削減にもつながっていきます。
血圧にしても糖尿病にしても脂質異常症にしても、症状がないからそのまま放っておくという方が多くいらっしゃいます。あげくの果てに、心筋梗塞や脳梗塞を発症して、そこで初めて「病気になった」と思われるわけです。しかし、それでは遅いんですね。出発点のところできちんとしたケアをおこなう。健康診断を活用し、早めの対処を心掛けていただければと思います。
※上記記事は2013.8に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。 |
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