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佐野 裕之 院長
サノ ヒロユキ
Hiroyuki Sano |
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こいわ内科眼科 |
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出身地:福島県 |
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趣味:ハイキング、スキー |
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好きな作家:塩野七生 |
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好きな映画:『男はつらいよ』 |
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好きな言葉:自然のままに |
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好きな音楽:マイルス・デイヴィス |
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好きな場所:尾瀬、ニューイングランド |
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■この道を志したきっかけと、開業に至るまでの経緯をお聞かせください。 |
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私の両親は医療従事者ではなかったのですが、叔父や従兄弟など親戚に医師が多く、小さい頃にはよく診察室に出入りしたり、医療に関する興味深い話を聞かせてもらったりしていました。医師の道を志すうえでは、そうした影響がやはり一番大きかったように思います。途中、物理の世界に憧れた時期もあったのですが、そちらに関してはどうも才能がなかったようで、すっぱりとあきらめました(笑)。
大学は千葉大学医学部に進学しまして、卒業後は附属の大学病院、千葉県救急医療センター、千葉県立東金病院などで主に糖尿病臨床に従事。その後、熊本大学の大学院で博士号を取得したのち、アメリカに渡ってダートマス大学にて糖尿病の研究や若手研究者の育成などに携わってきました。本当はもう少し早く日本に帰ってくるつもりだったのですが、結局、かの地で16年間も過ごすことになりました。
アメリカでの糖尿病研究は非常に実りの多いものでしたが、東日本大震災を機に、日本に戻って地域医療のために尽くしたいという気持ちが次第に強くなってきました。昨年、研究に区切りがついたこともあり、ようやく帰国することがかないまして、準備期間を経て今年(2015年)の10月に「こいわ内科眼科」を開院できる運びとなりました。 |
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■こいわ内科眼科についてご紹介ください。 |
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この場所には元々、義母が営んでいた診療所(竹中医院)があったのですが、5年前に他界したのを機に一時閉院していました。当院はその跡地を継承して、新たに「こいわ内科眼科」としてスタート。院名のとおり、私が内科、妻が眼科の診療をそれぞれ担当しています。
まず内科に関して申しますと、先ほども述べたとおり私の専門は糖尿病ですが、糖尿病治療専門のクリニックというわけでは決してありません。前身の竹中医院がそうであったように当院もまた、あくまでも「街の診療所」ですので、風邪を始めとした一般内科を中心に、生活習慣病、健康診断、予防接種など幅広い診療に対応しています。
それは眼科についても同様でして、何かに限定・特化することなく、やはり幅広い症状について診させていただいています。なお、特殊な設備を必要とするオペに関しては、妻は西葛西にある井上眼科病院で専門外来も受け持っていますので、そちらで対応しています。最初の診察から、手術の執刀、その後のフォローに至るまで一気通貫で同じドクターが担当することができますので、患者様には安心して受診していただけるかと思います。 |
■先生のご専門である糖尿病内科についてお聞かせください。 |
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糖尿病内科というと、糖尿病を「治す」場所だと思われる方も多いかもしれませんが、糖尿病は「治す」ものというよりもむしろ、最後まで上手に「付き合っていく」ものだというのが、私の基本的なスタンスです。患者様のなかには、少しでも良い姿を私に見せるために診察前に血糖値を良くしようと努力される方や、あるいは状態が悪くて自分を責めてしまう方などもおられます。しかし、糖尿病もある段階まで行くと、合併症が出てくるのは仕方がないこと。そして患者様には患者様の生活がありますので、無理にどうこうするというのではなく、日常生活を送りながら上手に糖尿病と付き合っていくことの方が大事だと私は考えています。「仮にもし、今日ケーキを食べてしまったとしても、そのことを責めたり怒ったりしません。その代わり明日・明後日は我慢をして、バランスを取れば良いのです」。そんなたとえ話をしますと、患者様は一様に「気持ちが楽になった」とおっしゃいますね。 |
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■診療するうえで、心がけていることなどはありますか? |
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先ほどの糖尿病治療の話にも通じるのですが、患者様に無理をさせないこと。もっと言えば、患者様には「自然のまま」でいていただきたいと思っています。取りつくろうことなく、ありのままの状態を見せていただける。あるいはどんなお悩みでも包み隠すことなくお話していただける。地域のかかりつけ医として、皆様とそのような関係が築けたらうれしいですね。そのために私自身も、患者様に過度な緊張感を与えてしまわないように、日々自然体で診療に臨んでいます。
新たに「こいわ内科眼科」として医院を改装するに際しては、こだわりをあえて感じさせないことにこだわりました(笑)。素敵な内装の病院もたくさんあるかと思いますが、そうした“病院らしさ”を極力排除して、できるかぎり“普通のおうち”のような雰囲気を大切にしました。おかげさまで患者様からは「暖かみのある内装で落ち着く」「自宅のようにくつろげる」といった声を数多く頂戴しています。 |
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■最後に、サイトをご覧になられる皆様にメッセージをお願いします。 |
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JR小岩駅からはやや距離があるものの、最寄りのバス停からは近く、また3台分の駐車場も用意していますので、遠方の患者様におかれましてもどうぞお気軽にご来院いただければと思います。
そして繰り返しになりますが、糖尿病内科という専門性を有しつつも、当院のベースはあくまでも一般内科です。ちょっとした体の変調を始め、お子様の病気、健康診断、予防接種など、どのようなことでも結構ですので、お体に関してお悩みのことやお困りのことがありましたら遠慮なくご相談ください。
地域の皆様の健康を広くサポートできるよう、最先端の治療法を取り入れながらも安心・安全な医療を心がけてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
※上記記事は2015.10に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。 |
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